2010.05.07亀の甲より年の劫は、本当。
「亀の甲より年の劫」とは、辞書で調べると「年長者の経験は尊ぶべきである。」とあります。私は、20代の頃、お恥ずかしながら、あまりこの言葉に肯定的な感情はありませんでした。むしろ、若い者の考えこそ「正」であるくらいに感じていました。
しかし、最近は、自分も20代の子たちと比べて、多少なりとも年を重ね、「亀の甲より年の劫」なんだけどなと、自分の経験から、20代の当社のメンバーの意見に反対することがあります。まあ、そんな風に言っていること自体、まだまだ未熟なことなんですが・・・。たぶん、私も、多くの先輩方に、まだまだ危なっかしいと心配を掛けているんだと思います。
今回はもちろん、20代の子たちが駄目と言っている訳ではありません。経験が少ない若い世代にも特有の能力があると思います。例えば、思いっきりの良さなんかが、その一つだと思います。
当社の若いデザイナーがするデザインも、経験が少ないがために、固定観念にとらわれない斬新さがあったりします。
私自身振り返ってみると、自分も含めて3人しかいない会社で、根拠もない自信だけで、いきなり10人くらいの採用をしたことがあります。結果的にも良い結果となりました。
下記の文章は、「「戦う組織」の作り方 (PHPビジネス新書)
」という居酒屋ワタミの創業者渡邉美樹さんの書かれた本の一節です。本人の全盛期にも関わらず、退任するシーンの一コマです。
もうすぐ50歳になる。50代といえば、古今の多くの経営者を見ても、一番脂が乗った年齢といえるだろう。知識も経験値も相当ついており、私自身、体力、精神力もまだ十分にあるという自負がある。
このまま社長を続けていれば、50代はこれまでのビジネス人生の中でも、最も勘が冴え渡る全盛期の10年間となるはずだ。経営判断が当たる確率は今までよりもずっと高まり、社長をやっていこれほど楽しい10年はないだろう。
また、特定の分野でプロとして活躍するのに必要な学習や練習時間は、10,000時間だという10,000時間の法則っていうのも、イコール「亀の甲より年の劫」なんでしょうね。
やはり、20代よりは、30代。30代よりは40代。40代よりは50代。というのがあるようです。きっと経験は自分のデータベースに、年を重ねた分だけ蓄積され、豊富なデータを持つことになるのですね。そして判断などにおいて、最も望ましい答えは、そのデータベースから照合したり、引っ張り出したりできるようになる。だから、年長者は、外しにくい。と理解できます。
私も、今の年齢だからできる考えに加えて、年長者の経験をしっかり謙虚に受け止めていきたいと思います。
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