2007.12.17印刷物の制作過程と納品物の色の違い
印刷物を作る上で、よくあるトラブルの一つに、「思っていた色と違う!!」というモノがあります。
デザインの段階では、メールの添付ファイルやプリンターの出力により、お客さまにチェックをしていただくことが多いために起きる問題です。
実際、印刷物の色を思い通りに仕上げる事は、簡単ではありません。確実に色を合わせる方法は、色校正(実際使用する用紙に、校正機で印刷する。)の工程を入れることです。もっと厳密にする場合は、本機校正(本番の印刷機で印刷する。)の工程を入れます。この工程を入れることで、納品前に実際の印刷物の色を確認することが可能になります。
但し、どちらの校正も版を作ってしまわなければならないため、別途費用が発生してしまいます。予算に余裕がある場合、色に正確性が求められる印刷物の場合は、オススメです。もしそうでない場合は、費用が高くついてしまうので、印刷物とは、実際に刷り上がると、色が少し変わると考えておくぐらいが望ましいと思います。
さらに、紙が変われば、同じ色のインキを使って印刷しても、仕上がりに大きく差が出ます。下記の写真で、右側は、コート紙(ツルッとした紙)に印刷した見本です。左側は、インキの色を変えずに紙を上質紙(ざらっとした紙)に変えて印刷した見本です。どちらもDIC577という色で印刷した見本ですが、左側の上質紙の方が、色が少し薄く仕上がっています。良い言い方をすれば、色が沈んで風合いがあるとも言えます。(私は、この仕上がりが好きです。)
その他にも、プリンタと印刷機の色の差、印刷時の湿度や温度による色の変化、デザインや柄によって生じる色の変化、メールでの校正時に使うPCのOSの違いや、モニターの種類やメーカーの違いから起こる見え方の違いなど様々です。
左は上質紙、右はコート紙を使用
左は、実際の印刷物、右はプリンター出力。
Macのモニター
Windowsのモニター
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